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「パール」という犬

中学時代に初めてネコを飼って以来、うちにはほとんど途切れることなくネコがいる。
でも、イヌも大好きだ。
10才のネコぴろりんが、あまりにも凶暴なので、他の動物を同居させる自信がなくて飼えないが、もう少し落ち着いたら、是非イヌも我が家に迎え入れたいと思っている。

まだ私が1歳から2歳の頃、近所にパールというスピッツがいた。
今は、飼い犬がフラフラ一人でお散歩などということはないが、その頃は繋がれていない犬も、そう珍しくはなかった。

パールは、朝ご飯を食べ終えると、我が家にやってきて、私と一緒に遊んだ。
私が行くところには必ずついてきた。
そして夕方、おなかが空くと自宅に帰って行った。
何をして遊んだのかは、小さかったので覚えていないが、とにかくパールと仲良しだったことは良く覚えている。
父が撮ってくれた8ミリビデオにもパールが登場し、私のことをペロペロ舐めたりしている。

その日もパールは、いつものように朝からやって来て、いつものように買い物について来た。
フワフワのしっぽをふりながら、私の前を歩いたり、後ろに回ったり…
ところが、踏み切りのところに来て、パールは突然走り出した。
既に遮断機が下りている。
そこは西武池袋線、江古田駅のすぐそばで、線路が何本も並ぶ幅の広い踏み切りだった。
「パール!パール!」
大きな声で呼んだ。
「パール!おいで!」
しかし、パールは気持ち良さそうに、線路の真上で上向きになり、身体を左右にパタンパタンとしていた。
「パール!」
母や周りにいた人が石を投げた。
しかし、幅の広い踏み切りで、その石は届かなかった。

一瞬でパールは天国へ行ってしまった。
私がもう少し大きかったら助けに行かれた。
線路の数がもう少し少なければ、なんとかなったかもしれない。
今でも、そう考えると、胸が苦しくて、涙が止まらない。

パールがなくなってすぐ、母と一緒に飼い主さんのところへお詫びに行った。
すると飼い主さんは言った。
「いいんですよ。パールは一番好きな人と出かけて、一番好きな人のそばで死ねて、きっと幸せだったと思います」

私は思う。
いつか私が死んだら、パールはきっと川のすぐそばまで迎えに来てくれる。
白いフワフワのしっぽを思いっきり振って、頬をペロリとなめてくれるだろう。
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Mika

文化放送「ライオンズナイター」、テレビ埼玉「レッズ直前情報」、日本テレビ「ニュースプラスワン」、CM「パイロット Drグリップ」等に出演。 現在は川越ケーブルテレビ「まちかど情報局」で、落語家 古今亭志ん八さんと司会を担当。

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